もしインフラが途絶えたら、あなたは生き延びられます...
創光ライフの江守です。 〔 前回までのあらすじ 〕普段と変わらず、いつも通り爽やかなスマイルを振りまきながら精...
- 2011.09.08
創光ライフの江守です。
〔 前回までのあらすじ 〕
普段と変わらず、いつも通り爽やかなスマイルを振りまきながら精力的に仕事に取り組む私に、妻から突然の電話が・・・・。
その内容とは、住んでいる地域のガス供給が全面的にストップし街中が大混乱に陥っているという、衝撃的なものであった。
妻から衝撃的な報告を受けた私は、すぐに大阪ガスのホームページにアクセスした。
それによると、国道9号線(沓掛付近)沿いの地下1.5mのところに埋設されている老朽化した水道管(径400ミリの上水管)が破裂し高圧の水が噴出して、それが隣接している都市ガスの配管に流れ込んだため、周辺地域のガス供給が停止されたとの内容でした。
これは大変なことになったなと思いながらも、どうしてもその日中に提出しなければならない資料をやり終え、9時頃に会社を出て、帰路につきました。
帰宅途中にも親戚や友人から「大丈夫なのか」という電話やメールが鳴り「大丈夫だと思うけど、何で知ってるの?」と聞くとテレビやネットのニュースで繰り返し放送しているとのこと。(家に着いてからテレビを見ると「ガスコックをひねると水が出てきた」というキャッチフレーズで各社が放送していました。)
そして、家の方に近づいてくるとユンボ(穴を掘る機械)を積んだトラックがどんどん洛西方面に向かって走って行くではありませんか。 洛西地区に入るとユンボ+作業者+警備員+照明が1班(6~7人)となり、いたる所で地中に穴を掘ったり、掘る準備をしていました。 そして道という道には待機車両の列が・・・。
私はざっと街中を巡回し状況を確認したあと、家に帰りました。(時刻は10時ぐらいでした。)
私は家に着くなり、まず家族の安否を確認(連載物なので少し大げさにしてます)し、その後、再び大阪ガスのホームページにアクセスし情報を求めました。 すると、希望者全員にカセットコンロの貸し出しがあるとの事でしたので、すぐに依頼の電話をしました。 11時過ぎに大阪ガスの職員2名がカセットコンロを持って来てくれました。 私は再度、事故の原因、現在の状況、復旧の目処について説明を求めました。 ただ、復旧の目処だけは全く見通しがつかないが、たぶん4~5日は掛かるだろうとの返答でした。
復旧の目処が立たない以上、ガスの無い生活に対応しなければなりません。
まず、風呂。 上の息子は友達と習い事に行っていたので、友達のお父さんが迎えに行ってくれてそのまま銭湯に連れて行ってくれたようです。 下の息子はタオルを絞って、それで体を拭いてもらっていました。 そして妻、対応に追われてまだ風呂に入れていないので、今から風呂に入るからカセットコンロで湯を沸かして風呂に持ってきてほしいとのこと。(この週は初夏にもかかわらず、とても寒い日が続いていました。) 私は元々家にあったカセットコンロと大阪ガスから借りたカセットコンロをテーブルに並べて鍋の中に水を入れ、火にかけました。
そして、沸いた方から順に風呂場へ持って行き、妻に渡す。 そして、それに又水を入れて火にかける。 を繰り返していました。 あまりにも自分の手際が良く、有名ホテルの厨房で働く凄腕シェフになったような感覚を今でも覚えています。 そんなこんなでこの日は終了しました。
さて、問題は次の日の朝。 私は毎朝、ジョギングの後にシャワーを浴び汗を流します。
しかし、この寒い時にシャワーが出ない・・・。 ガスが復旧するまでジョギングをやめるか、または走ってからその後の事を考えるか。 とりあえず走ろう。 でも、やはりその後が大変でした。 水のシャワーで髪を洗い(前かがみになり、体に水が掛からないように)、手足には我慢して水を掛け、ただ体だけは心臓が止まりそうな予感がしたのでタオルで拭く程度にしました。 湯が使えないだけでこんなに大変なんだ。
つづく
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